2025年日本国際博覧会協会は16日に東京都内で理事会を開き、新しい会長・代表理事に十倉雅和氏(経団連会長)を選出した。19年の協会設立時から会長を務めていた中西宏明氏(前経団連会長)は体調不良のため1日付で退任していた。
16日に記者会見した十倉氏は「新型コロナウイルス問題にしっかり向き合い、大阪・関西万博のテーマである『いのち輝く未来社会』をデザインし、世界に向けポストコロナの新しい時代を発信していきたい」と述べた。魅力ある万博にするには「多くの国、企業の参加が不可欠」とし、「政府主導で各国に参加を呼び掛けている。企業の参加も引き続き呼び掛け機運の醸成に努めていきたい」と語った。
万博は「日本の『ソサエティー5・0』(政府が提唱する超スマート社会)を、世界に向けて発信する絶好の機会になる」と強調。「官民一体、オールジャパン体制で万博成功に尽力していきたい」と力を込めた。
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