2022年11月11日金曜日

大阪府箕面市/新市立病院整備方針が決定、ECIかDBで整備

 大阪府箕面市は10日、新市立病院の整備方針を10月31日の政策決定会議で決めたと公表した。市立病院(萱野5)をCOM1号館跡地(船場東1)と隣接する新船場北公園跡地へ2027年度に移す。公立病院として継続させ、市周辺の豊能医療圏の他病院と再編統合し最低で300床、約350床の確保を目指す。運営方法は指定管理者制度を採用し期間は20年。整備手法は施工予定者が設計を支援するECI方式か基本設計からの設計・施工一括(DB)方式から選ぶ。基本構想案は今年中にまとめ、年度内に構想を策定する。
 整備方針によると、現市立病院の老朽化の状況や、再編統合で新病院を整備する事業に国が特別な交付税を措置するのは原則27年度までとなっているため、「工期短縮が最優先事項」と記載されている。
 政策決定会議の質疑で、再編統合の相手先病院について、調査を行った複数の法人から「前向きに検討するとの回答を得ている」ことを明らかにした。
 感染症対策やプライバシーの確保、療養環境を向上するため、全室個室で計画を進める。
 新病院の指定管理に関する条例議決を23年6月議会で議決後、同夏の指定管理者公募を見込む。同秋ごろに指定管理候補者を選定。同12月議会で指定管理候補者を承認すると、24年当初に指定管理の協定を結ぶことになる。25年にも着工する見通し。
 市は市立病院を北大阪急行電鉄延伸事業で設ける新駅「箕面船場阪大前駅」近くに移転する方針を決め、準備を進めていた。17年度に取りまとめた箕面市立病院リニューアル調査検討報告書によると、新病院の延べ面積は約2万2000平方メートル。
 計画は20年8月の上島一彦市長就任に伴い、ゼロベースで見直すことになり、医療関係者や市民、行政関係者らでつくる新市立病院整備審議会が議論を重ね、7月30日に答申案を取りまとめた。



source https://www.decn.co.jp/?p=147741

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