2022年11月28日月曜日

大阪府茨木市/茨木駅前西口ワークショップ、まちのイメージパース作成

 大阪府茨木市は、再整備を計画しているJR茨木駅西口周辺の今後のまちづくりや使い方を検討するワークショップ(WS)を3~9月に行い、まちづくりのイメージを取りまとめた。WSでは茨木の象徴となる風景の形成や芝生の設置を求める意見、音楽イベントが行える駅前広場などを求める声など、多くのアイデアが寄せられた。市は平日・休日の朝・昼・夜などのまちの様子をイメージしたパースも作成。今後策定する再整備の基本計画案に生かす方針だ。
 WSは西口駅前周辺の再整備に向け、市民・利用者の暮らしや利活用の環境を改善するためのアイデアを検討しようと開催。3月12日にキックオフミーティングを開き、4月23日に周辺でまち歩きを行った。
 5月21日と6月18日にまちづくりのアイデアを出し合い、7月23日には実現に向けたアイデアを整理、9月4日にイメージの取りまとめを行った。
 市は本年度、「JR茨木駅西口駅前周辺整備基本計画案等作成業務委託」をアール・アイ・エーに委託している。
 同駅前周辺は1970年日本万国博覧会(大阪万博)に併せて整備した。駅前広場(約1ヘクタール)や道路、駅前ビル(地下2階地上10階建て延べ2万6466平方メートル)の耐震性不足・老朽化などの課題が表面化している。
 市と茨木駅西口駅前周辺地区の関係者でつくるまちづくり協議会は、計画作成パートナーの大成建設が提案したまちづくりのイメージに基づき、2021年9月に「JR茨木駅西口駅前周辺まちづくりビジョン」を策定。交通結節機能を強化するとともに、現在は平面的に配置されている都市の機能を立体的・複合的に再配置する方針を打ち出した。
 対象エリアは西駅前町1~4の約2・5ヘクタール。「官民が連携した拠点性・にぎわいづくり(駅まち空間)」のほか「憩いや魅力的な空間の創出・新しい都市機能の導入・更新」「公共交通の機能強化と通過交通の排除」「車両と歩行者動線の分離整序化」「公共交通利用動線のバリアフリー化」「防災性の向上」などを目指す。

イメージパース
イメージパース(いずれも報道発表資料から)

source https://www.decn.co.jp/

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