2022年11月18日金曜日

西日本高速道路エンジ関西/神戸市で電気関係に特化し復旧訓練、ボルト非破壊診断など

 西日本高速道路エンジニアリング関西(村尾光弘社長)は16日、高速道路での事故や災害に備えた緊急復旧訓練を神戸市内で実施した。緊急時の対応力向上につなげようと、照明ポールの撤去や仮設電源の供給など5種類の訓練が展開された。昨年までは災害を想定し、初動から仮復旧までの応急復旧訓練を行っていたが、今回は早期復旧で特に重要な電気関係の訓練に絞った。
 訓練場所は神戸市北区の神戸三田プレミアムアウトレット臨時駐車場。大阪、神戸など11事務所から約100人が参加し、若手職員らが日ごろの取り組みを披露した。
 冒頭、同社の久米富美男常務が「電気の供給が遮断されると、さまざまな設備・機能を障害または停止させてしまう。緊急事象発生時には特に早急な復旧が必要になる。訓練が一刻も早い復旧につながることを期待している。力を合わせて連携し、安全に配慮して実施してください」と村尾社長のメッセージを読み上げた。
 訓練では照明ポールの基礎アンカーボルトの状態を非破壊で診断する「フェーズドアレイ調査」が実演され、ボルトが亀裂していることを確認。その後、ポールを撤去した。事故や災害で照明ポールが損傷したことも想定し、クレーン付きトラックで緊急撤去する訓練も行った。
 このほか、トンネル照明灯具の撤去とLED照明灯具への取り換え、現場の照度を確保するための仮設照明の設置訓練、広域停電を想定した仮設発電機の設置訓練も実施し、緊急時の道路復旧に向けた作業を確認した。



source https://www.decn.co.jp/?p=147939

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