2022年11月22日火曜日

大林組/高速道路橋大規模更新を統合管理、データを一元活用し業務効率化

清水建設を代表に東亜建設工業、JFEエンジニアリングで構成する3者JVが西アフリカ・コートジボワールの道路改良プロジェクト「アビジャン3交差点改良工事」を受注した。発注者は同国機材・道路維持管理省道路管理公社で、受注金額は約130億円。アビジャン市内を横断する幹線道路の交差点に高架橋を建設し立体交差化する。工期は2023年1月から25年9月まで。


同工事は日本政府の円借款で実施。同国最大の経済都市アビジャンの交通渋滞の緩和や交通利便性の向上、物流の改善を目的に、ミッテラン通りにある▽警察学校前交差点▽リビエラ3交差点▽パルメリー交差点-の3カ所を改良する。


各交差点ではアプローチ盛り土工事や連続鋼箱桁高架橋の架設工事を行う。設計も同JVが担当。工事監理はオリエンタルコンサルタンツグローバル・アンジェロセックJVが手掛ける。


道路施工延長は警察学校前交差点が800メートル(うち高架橋延長335メートル)、リビエラ3交差点が800メートル(同460メートル)、パルメリー交差点が720メートル(同485メートル)。道路幅員は48~51メートル、高架橋幅員は22メートルで警察学校前を除く2交差点に鋼製歩道橋を整備する。


アビジャンでは道路インフラの老朽化や未整備に起因する渋滞が慢性化。都市化の進展に伴い急増した交通量に対応する質の高い交通インフラの整備が求められている。市内中心部と居住地のリビエラ地区を結ぶミッテラン通りの交差点を立体交差化することで、各交差点の交通容量が約3割増加し、通過時間が大幅に短縮する見通しだ。

製作した床版の点群データ(大林組提供)

source https://www.decn.co.jp/

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