国際航業は17日、時速55キロで疾走する競走馬の位置情報を高精度でリアルタイムに取得する仕組みを構築したと発表した。NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP、東京都千代田区、中村浩社長)の競馬場向けソリューション「高精度測位サービス」に、フィンランド企業が提供する高精度リアルタイム位置測位技術を適用。これにより屋外の高速移動体の高精度な位置情報の取得が可能になった。
競馬場向けソリューションは、NTTBPが高知県競馬組合と共同開発した。国際航業はトラック競技の位置測位精度を向上するプログラムを開発し、位置測位システムを構築した。同社は21年度からNTTBP、高知県競馬組合と700以上のレースで位置測位システムの改良と実証を重ねてきた。競馬場向けソリューション「高精度測位サービス」として、位置情報を活用したライブ中継映像の配信を8月に開始した。
スポーツ競技で選手などの位置情報を可視化する取り組みや技術開発が進んでいる。しかし電波環境や装着する位置測位デバイスのサイズや重さ、測位対象の移動スピードといった制約がある。特に屋外の高速移動体の位置情報を高精度に取得するには多くの技術的な課題があった。
フィンランドのQuuppa Oy社が提供する高精度リアルタイム位置測位技術「クーパ・インテリジェント・ロケーティング・システム」は、近距離無線通信規格を使った高精度な位置情報管理システム。
source https://www.decn.co.jp/
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