東南アジア諸国を歴訪している岸田文雄首相は14日にインドネシアのジョコ・ウィドド大統領と同国のバリ島で会談し、「ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)(フェーズ2)(第2期)」と「パティンバン港アクセス有料道路建設」の両事業計画に限度額計1300億3800万円の円借款を供与すると伝えた。近く正式な書簡を交換する。
ジャカルタMRTは南北線のうち2019年にフェーズ1(ブンデランハイ駅~レバックブルス駅、延長約15・7キロ)が開通済み。フェーズ2では17年の第1期借款(供与限度額700億2100万円)を受け、北部延伸区間(ブンダランハイ駅~コタ駅、延長約6・3キロ)を建設している。事業の進展に応じ、第2期借款として新たに879億1800万円を供与する。
日本政府はジャカルタ東部のパティンバン港と既存の高速道路をつなぐ道路の建設も支援する。円借款の供与限度額は421億2000億円。同港では21年に自動車ターミナルが稼働。ただ周辺道路の路面状態に課題があり機能を十分に発揮できていない。そこで新たなアクセス道路を整備し物流需要の増大に対応する。
source https://www.decn.co.jp/
0 comments :
コメントを投稿