小学校の授業参観に先日行くと、3年生の児童たちが「やりたい仕事」を発表していた。一人の女子児童が「大変そうだけど楽しそう」と選んだのは小学校の先生。これを聞いた担任の先生がどことなく照れくさそうでほほ笑ましかった▼このクラスで何人かの男子児童が挙げたのは「ゲームのeスポーツ選手」。高額賞金を手にするトッププレーヤーも登場し、子どもたちに職業としての認知が進んでいるようだ▼ゲームの要素を他に応用するゲーミフィケーションが、建設業界にも広がりを見せる。インフラ情報のプラットフォームを提供するホール・アース・ファウンデーションが、電柱をゲーム感覚で撮影してもらい、その写真を配電設備の管理に役立てる取り組みを北陸電力送配電と25日に始めた▼富山市内で3000基のコンプリートを求め、投稿数の多い人に賞品を贈る。参加者が多いほど維持管理作業が効率化され、子どもたちの参加も期待されている▼担い手を巡る議論で建設関係団体の首脳が「子ども目線の活動」を求めていた。まずは関心を持ってもらってこそ。的を射た発言からの次の一手に期待したい。
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