2017年3月2日木曜日

【小池都知事が方針表明】五輪工事に認証材・多摩産材活用

五輪開催に向け再整備が計画されている有明テニスの森
東京都の小池百合子知事は、2020年東京五輪の競技施設整備などで使用する木材の調達方針を固めた。森林認証に適合する認証材や合法性が書面で証明された木材の調達を徹底するとともに、条件を満たさない木材の流通・加工段階への混入防止、国産材の活用促進、多摩産材の認証取得支援に取り組む。

 工事現場に不適格な木材が混入していないかどうかは、施工業者だけでなく、製材工場や卸売業者なども通じて確認する。

 五輪のテニス会場として既存コロシアムの改修やテニスコートの再整備などを行う「有明テニスの森」(江東区有明)の工事では、建設現場で認証材を適切に使用していることを第三者に認証してもらう取り組みを実施する。

 一連の木材調達方針は、小池知事を支持する民間の有志や自然エネルギー財団などが2月23日に千代田区の都道府県会館で主催したシンポジウム「SDGs『持続可能な生産消費』の具体化~五輪の調達を好機に~」の中で、知事が発表した。

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