2017年7月21日金曜日

【施設整備検討で小委設置へ】群馬県、28年国体の準備本格始動

群馬県は、2028年に開催する第83回国民体育大会(国体)の準備を本格化する。

 本年度内に競技団体や市町村と連携し準備委員会を設置する。準備委には関連する施設整備の小委員会も設ける。県内の大型主要スポーツ施設は老朽化しているものも多く、国体開催へ向け大規模な建設投資が行われる見通しだ。

 国体開催は1983年の「あかぎ国体」以来45年ぶり。第28回全国障害者スポーツ大会も同時期に県内で開催されることになる。

 大会開催の5年前(23年)には、開催県が日本体育協会と文部科学省スポーツ庁に開催申請書を提出することが求められている。申請書には、各競技の開催市町村や競技施設を明示する必要がある。各競技施設を新設するか、補修するか、既存施設をそのまま活用するかをそれまでに決定することになる。

県内の大型競技施設では、あかぎ国体時に使用された正田醤油スタジアム群馬(県営陸上競技場)、前橋総合運動公園テニス場など完成から30年以上経過した施設もある。

 敷島公園水泳場や馬事公苑、クレー射撃場など現行の競技基準を満たさない施設もあり、国体開催へ向け施設整備が必要になる。首都圏では埼玉国体(04年開催)で主要施設が更新期を迎えていたため、新武道館(上尾市)など複数の施設が建て替えられている。

 施設整備小委は準備委発足後に設置し、早ければ本年度末までに初会合を開く。今後、競技団体や市町村の希望を聞きながら、競技場所決定に向けた協議に入る。

0 コメント :

コメントを投稿