2017年7月3日月曜日

【駅前のにぎわい創出】柏駅西口北地区再開発、18年度末の都市計画決定めざす

 千葉県柏市の「柏駅西口北地区再開発事業市街地再開発準備組合」(岡田敏英理事長)が、18年度末の都市計画決定を目指している。

 19年度の事業認可取得と組合を設立、20年度の権利変換計画認可取得を経て、21年度に解体工事着手を目標としている。事業協力者として三井不動産が参画している。

 再開発の地区は末広町3ほか。地区面積は約3・8ヘクタール。地権者数は約100人。地区内には柏高島屋や岡田病院を中心に商店などが立ち並ぶ。全域で一体整備を行うことで、駅前のにぎわいを最大限に創出する計画だ。

 施設案は検討中としているが、45階建ての再開発ビルなどを想定している。柏市議会の3月の一般質問で、商業施設の充実や交通広場・交流広場の新設を行うほか、医療施設や教育施設、住宅などを整備する予定であることが報告された。

 対象地区では低層の建物が多く、高度利用に課題があるほか、老朽化なども指摘されている。市では計画の実現に向け、現在の400%の容積率を600%に引き上げることも想定している。昨年度の事業化推進業務はタカハ都市科学研究所が担当。同地区の再開発事業は85年にまちづくり協議会、15年に準備組合が設立された。

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