ベトナム建設省の機関紙「セイ・ズン」紙のグエン・アイン・ズン編集長ら幹部が来日し、5日に三井住友建設・日本ピーエスJVが施工する新東名高速道路の建設現場を視察した。構内を見学して工事の説明を受けたほか、同現場で技能を学ぶベトナム人実習生と懇談し、日本での生活や実習内容などをヒアリングした。
視察したのは中日本高速道路会社発注の「新東名高速道路厚木第二高架橋他8橋(PC上部工)工事」。18年5月までの工期で、厚木南インターチェンジ(神奈川県厚木市)のランプ橋と近隣の上下線本線橋を施工している。一行は同JVの柴田宙所長の案内で構内を見学し、U形のプレキャストセグメントをガーダーを使って架設する工法の説明を受けた。
現場では約30人の技能実習生が訓練を受けており、うち10人がベトナム出身。PC工事を専門とする西和工務店が受け入れているヒュー・トーさん(25)とシー・チュンさん(24)がセイ・ズン紙の取材に答えた。来日3年目のトーさんは3カ所の橋梁現場を経験し、来年には実習期間を終えるが、「とても充実した実習だった。いったんベトナムに帰るかどうかまだ決めていないが、また日本に戻って働きたい」と答えた。
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