栃木県は18日、宇都宮市に建設する総合スポーツゾーン新武道館の起工式を現地で開いた。20年度の供用開始を目指す。
22年の国体で武道競技の会場となるほか、20年東京五輪のキャンプ地としての活用も目指している。
基本・実施設計はAIS総合設計・フケタ設計・田村忠設計事務所JV、工事監理はとちぎ建設技術センターが担当。
施工はメイン武道場を中村土建・板橋組・岩村建設JV、サブ武道場などを東武建設・日豊工業・松本建設JV、設備工事はメイン・サブとも、空調設備工事を岩原産業・北斗管工・鬼怒川空調JV、電気設備工事を協新電工・半田工電社・間島電設JV、給排水衛生設備工事を和田工業・大産企業JVがそれぞれ手掛ける。
起工式で福田富一知事は、「多くの県内企業が参加しており、オール栃木で新武道館が完成することを期待している」とあいさつ。AIS総合設計の佐々木宏幸社長は「防災拠点機能も備えた重要な施設だ。設計できたことを幸せに思っている」と語った。
とちぎ建設技術センターの印南洋之理事長は「自慢できるような仕事を残したい」、中村土建の渡邉幸雄社長は「地元建設会社の英知を集結し、一丸となり力を尽くす」と抱負を述べた。
工事場所は宇都宮市西川田4。全体の規模はRC造2階建て延べ9631平方メートルで、メイン武道場(柔道・剣道兼用6面)やサブ武道場(柔道・剣道兼用4面)、近的・遠的弓道場などで構成する。遠的弓道場だけ2期工事で整備する。県産杉や大谷石、益子焼など県産材・県産品を活用し、栃木らしさも演出する。
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