日本建設業連合会(日建連)の夏休み特別企画「けんせつ小町活躍現場見学会」が27日、清水建設が東京都江東区で施工する道路トンネルの現場で行われた。
女子小中学生15人とその保護者が参加。広い敷地内で稼働する杭打ち機やクローラクレーンなどを見学するとともに測量体験や重機の試乗も実施。仮囲いの中を初めて体感した子どもたちは「面白い仕事」「現場がきれい」などと目を輝かせていた。
現場見学では、工事に従事するけんせつ小町が工事内容や見どころなどを分かりやすい言葉で紹介。重機について「杭打ち機の高さは約30メートルです。学校にある25メートルのプールよりも長いんですよ」などと、子どもの目線やスケール感を大切にしながら伝えた。
測量体験コーナーでは、ハンディタイプのレーザー距離計を使って的までの距離を測定。その記録を記した「子供測量士認定証」が交付された。このほかバックホウに試乗したり、騒音計に向かって叫んでみたりなど普段は体験できない貴重な時間を過ごした。
木工体験も行われ、子どもたちは金づちややすりなどを使って木製のキースタンドを組み立てた=写真。女性の重機オペレーターなども交えた質問時間も設けられ、「地中に作った壁は最終的にどうなるか」などといった質問にけんせつ小町たちが丁寧に答えた。
子どもたちは「建設業のイメージが変わった」「ものを作る仕事がしたい」など、たくさんの思い出を持ち帰ったようだ。現場は東京都港湾局発注の「平成28年度南北線中防内側陸上トンネル整備工事」。清水建設・鴻池組・岩田地崎建設JVが施工を担当している。
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