2018年8月21日火曜日

【熊本・白川流域かんがい用水群など】世界かんがい施設遺産に日本の4施設登録

世界かんがい施設遺産に登録された
白川流域かんがい用水群(熊本市など)
国際かんがい排水委員会(ICID、本部インド・ニューデリー)はICID日本国内委員会が「世界かんがい施設遺産」の候補として申請した4施設の登録を決めた。

 日本の登録施設は計35施設と世界最多を更新。かんがい施設の持続的な活用・保全方法の蓄積、研究者や一般市民への教育機会の提供とともに、かんがい施設を核とした地域づくりへの活用にも期待が高まりそうだ。

 同遺産はかんがいの歴史や発展を明らかにし理解の醸成を図り、適切な保全につなげるため、歴史的なかんがい施設を認定・登録する。2014年に創設され、17年までに60施設(日本31施設)が登録されている。

 国内委員会(事務局・農林水産省農村振興局整備部設計課)は、18年候補に△北楯大堰(山形県庄内町)△五郎兵衛用水(長野県佐久市)△大和川分水築留掛かり(大阪府柏原市など)△白川流域かんがい用水群(熊本市など)-を申請。13日にカナダで開かれた国際執行理事会で登録が決まった。

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