愛知県は、「MICE(国際的なイベント)を核とした国際観光都市」実現に向け、国内外の民間企業などからアイデアを募る。中部国際空港がある常滑市の空港島周辺に配置すべき機能・施設、MICE機能の強化、地域との連携策などを提案してもらう。これらを今後の具体的な計画づくりに生かす。
応募受け付けは9月14日まで。必要に応じ、10~11月に個別ヒアリングを実施する。参加できるのは、事業の開発・投資に意欲がある法人・団体。
県は、17年度に学識者らで構成する研究会を立ち上げ、検討を進めてきた。今年3月に同研究会がまとめた報告書によると、国際会議場、ハイクラスホテル、アフターコンベンション施設を整備。カジノを含めた日本型IR(統合型リゾート)も活用すべきだとしていた。
企業ヒアリングやインフラ調査などの調査業務は新日本有限責任監査法人・三菱UFJリサーチ&コンサルティングJVが担当している。
対象となる空港島と対岸部では、県国際展示場や複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」、高級ホテルなどの建設が進んでいる。これらに合わせ、整備すべき施設として県はMICE施設、宿泊施設、エンターテインメント施設、レストラン、ショッピングモール、観光客の送客機能などを想定しており、これらの必要性や取り組みアイデアを募る。
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