滋賀県は、「滋賀県立体育館整備事業」について、PFI法に基づく特定事業に選定したと公表した。
施設の設計・施工と約14年の維持管理・運営をBTO(設計・移管・運営)方式で実施した場合、約6%の財政負担額軽減が見込まれるほか、効率的・安定的な事業実施や財政支出の平準化、サービス・利便性の向上が期待できると評価した。
順調にいけば、今後は9月に総合評価一般競争入札を公告、19年6月に落札者を決定する予定だ。基本計画等策定業務とPFIアドバイザリー業務はみずほ総合研究所が担当した。
24年に開催される第79回国体・第24回全国障害者スポーツ大会を見据え、施設の老朽化が進む県立体育館(大津市におの浜4の2の12)を移転建て替えし、県民のスポーツ・健康づくりと文化活動の新たな中核施設として整備する。建設予定地はびわこ文化公園都市内にある滋賀医科大学・付属病院の南側敷地(大津市上田上中野町)の約11ヘクタール。
基本計画(17年3月)で示した施設の配置イメージ |
事業方式はBTO。選定されたPFI事業者はSPC(特別目的会社)を設立した上で、▽施設整備▽開業準備▽維持管理▽運営(自由提案事業を含む)-の各業務を担当。事業期間は設計・建設期間が19年10月~22年9月末の3年間、開業準備期間が同10月1日~11月末(供用開始日は同12月1日)。維持管理・運営期間は同12月~37年3月末の14年4カ月。
9月に入札を公告し、入札説明書などに関する説明会を開催。12月に参加表明書や資格確認申請書を受け付け、19年2月に競争的対話を実施する予定。同4月に提案書などの入札提出書類を受け付けた後、同6月に落札者を決定し、基本協定を結ぶ見通し。同7月に仮契約、議会承認後の同10月に本契約を締結するとしている。
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