2018年8月22日水曜日

【工期は19年12月まで】代々木競技場第二体育館耐震改修、大林組に

日本スポーツ振興センター(JSC)は、「国立代々木競技場耐震改修工事(第二体育館)」の施工者を19億7900万円で大林組に決め、7月31日に契約を結んだと公表した。

 同工事は4月11日の入札が不調となり、不調随契方式に移行。見積もり合わせを同競技場第一、第二体育館耐震改修の入札に参加意志があった3社に要請し、このうち大林組と清水建設(見積もり価格21億0800万円)が応じた。予定価格は25億7720万円、落札率は76・8%だった。

 工事場所は東京都渋谷区神南2の1の1(敷地約9・1ヘクタール)。2020年東京五輪で競技会場以外の用途として活用する計画が見込まれる第二体育館(RC一部S造地下1階地上1階建て延べ5644平方メートル)を耐震改修する。工事で使用する主な資機材は、コンクリート410立方メートル、鉄骨7トン、鉄筋47トン、板ガラス4平方メートル。工期は19年12月27日まで。

 耐震改修の基本計画は川口衞構造設計事務所、基本・実施設計は丹下都市建築設計・久米設計JVが担当した。工事監理は久米設計が担当する。第一体育館は東京五輪でハンドボールなどの競技会場として使用する。耐震改修工事は、昨年12月の入札で清水建設が68億5000万円で落札している。

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