今夏の建設現場の人材移動がより活発になっている。雇用労働部が発表した「18年6月事業場労働力調査」によると、6月の建設業の労働移動率は38.4%を記録。1カ月間で10人中4人が建設業に就職したり離職したりした。
昨年6月の32.0%よりも6.4ポイント上昇した。全産業平均9.5%の4倍ほど、移動率が最も低い金融・保険業の3.2%とは10倍の違いが生じている。
6月の建設業入職者数は24万5000人(前年同月比16.1%増)で、離職者数は25万3000人(19.2%増)だった。雇用増ではなく、頻繁な人材移動で全体従事者数が減ったと解釈される。
建設業の頻繁な人材移動の原因は、離職理由から一部推論できる。6月の建設業の「非自発的」な離職者数は23万5000人で92.8%を占める。雇用労働部関係者は「建設業での非自発的離職の大部分は工事の竣工、解雇に伴うもの」とした上で、「人材需要が変わる一部の季節的要因も影響を与える」と説明する。
(CNEWS、7月31日)
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