札幌建設業協会会員を中心とした建設企業の青年経営層で構成する札幌建青会(玉川裕一会長)は3日、札幌市中央区の円山動物園で夏休み親子現場見学会を開いた。
9月の完成へ向け、急ピッチで工事が進むゾウ舎新築工事を見学し、参加した約50人の親子は現場のスケールの大きさに驚いた様子だった=写真。
札幌建青会では、工事現場の見学会を通じて社会資本整備の役割や建設事業の存在を知ってもらい、児童の夏休みの自由研究に活用しながら建設業を身近に感じてもらおうと、2008年から毎年夏休み親子見学会を開催している。
今回の見学先となった「円山動物園(仮称)ゾウ舎新築工事(主体工事)」は札幌市の発注で、設計は大建設計、施工は岩倉建設が担当。RC一部S造地下1階地上2階建て延べ3739平方メートルの規模で、9月20日の完成を予定している。
見学会では玉川会長が「見学会を通じて、ものを作ることの意義と喜びを感じてほしい」などとあいさつした後、道内の建設産業に関わる女性を中心に活動する「建設どさん娘(こ)の会」のメンバーの飯田百合亜さん(岩田地崎建設)が、建設業の仕事を分かりやすく紹介した。
引き続き、岩倉建設の長谷川喜一工事所長らの案内で工事中の舎内を見学。完成後には飼育員しか入れなくなるゾウのおりに触れ、参加した女子児童の一人は「近くで見たらおりが大きくて驚いた。ゾウが来てから、また見に来るのが楽しみ」と笑顔で話した。
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