2018年11月19日月曜日

【回転窓】勤労感謝の日を歓喜の日に

会社勤めをする身として人ごとではない「働き方改革」。勤労感謝の日を前に、該当する記事を会社の検索システムで調べてみると、その数は今年、1000件を大幅に超える▼統一土曜閉所運動の毎月実施、週休2日工事を拡大、関係法改正…。建設業界にとって働き方改革は欠かせないキーワードとなった。法制度が整い、これからは決まったルールや制度をどう運用していくかが焦点になろう。祝日に閉所される現場が少しでも増えるよう期待したい▼今年の勤労感謝の日は働き方改革とは違った面でも重要な日になる。パリで開かれる博覧会国際事務局の総会で、日本も開催に名乗りを挙げる2025年国際万博の開催地が決まる▼大阪・夢洲を候補地に大阪府や大阪市、地元経済界らが誘致活動を進めた。建設業界も「業界を挙げて協力する」(関西の建設関係団体首脳)と意欲を見せてきた▼ライバルは初開催をアピールするロシア(候補地エカテリンブルク)とアゼルバイジャン(バクー)。国際交渉力が試される勝負の日。両都市の方々には申し訳ないが、大阪が歓喜に沸く日になるよう願ってやまない。

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