11月も半ばを過ぎ、朝晩の冷え込みを感じるようになった。冬の訪れに歩調を合わせ、松の木などにわらでできた「こも」を巻き害虫から守る伝統行事の便りが各地から届いている▼冬将軍が到来し雪が降り始めると、毎年のように問題になるのが除雪作業の担い手不足。過酷な環境の中で地域の交通を守るため、地域建設業の方々は奮闘する。一朝一夕で解決できるものではないのだろうが、暮らしの安全安心を守るのに欠かせない役割をどうやって維持していくのか、多くの人に関心を持ってほしい▼本格的な降雪時期を前に知ってもらいたい話題が一つある。それはこの冬から一部の道路でスタッドレス車を含む全ての車でタイヤチェーンの装着が義務付けられることだ▼国土交通省によると、対象は大雪時に車が立ち往生する可能性が高い国道の一部区間など。来月上旬に省令を改正し、豪雪地を中心に運用が始まる▼昨冬は北陸地方で大規模な車の立ち往生が発生するなど各地で大雪の被害が起こった。どの区間が規制の対象になるかは道路管理者が指定し、道路情報板などに新たな標識を表示するそう。ぜひご注意を。
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