2018年11月6日火曜日

【米HKSが参画、建設費600億円】ファイターズ新球場、設計・施工は大林組ら2者グループに

 日本ハムと北海道日本ハムファイターズ(札幌市豊平区、竹田憲宗社長)、北海道ボールパーク(札幌市豊平区、福田要社長)の3社は5日、札幌市内で記者会見し北海道北広島市で計画している新球場の概要を公表した。

 RC・S造地下1階地上4階建て延べ10万平方メートルの規模で、収容人数は約3万5000人。建設費に約600億円を見込む。20年春ごろの着工、23年1月の竣工、同3月の開業を予定。設計・施工は大林組と米HKS。PM(プロジェクトマネジメント)・CM(コンストラクションマネジメント)業務は山下PMCが担当する。

 新球場の建設地は北広島市共栄の「きたひろしま総合運動公園」。選手のパフォーマンスが最大限に生かせるよう天然芝フィールドとし、屋根は大小2枚構造で、大きい屋根が稼働するリトラクタブルルーフを採用。センターからホームプレート側に160メートルスライドし、約25分で開閉する。

 建設に当たってはPM・CM業務を山下PMC、設計・施工はプロポーザル方式で選定した大林組と米大手建築設計事務所HKSの2社グループが担当する。

 HKSはMLBミルウォーキー・ブルワーズの本拠地「ミラーパーク」やテキサス・レンジャースが建設中の新球場「グローブライフフィールド」、NFLダラスカウボーイズの「カウボーイズ・スタジアム」といった大規模スタジアムの設計を数多く手掛けている。

 ファイターズの竹田社長は「新球場を介して、スポーツと生活が近くにある社会の実現に一層注力したい」と話した。600億円の建設費には球場周辺の外構部や球場内の設備・機器なども含まれる。

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