造園工を目指して金沢市内で訓練中の未就業者たちが18日、冬の風物詩として知られる樹木の「雪つり」作業を体験した。湿った重い雪から木の枝を守る雪つりは、この地域の造園業者にとって欠かせない技能。ベテラン職人の手ほどきで竹と縄を使って作業を仕上げた。
建設業振興基金(振興基金、佐々木基理事長)では、厚生労働省から受託している建設労働者緊急育成支援事業で行われる訓練の一つとして、石川県造園業協同組合(吉村務理事長)の協力を得た「建設ものづくりコース(造園)in金沢」(11月6日~12月7日)を実施中。年間を通じて緑を創り、守り、育てる仕事の一端を教えている。
訓練生たちがこの日体験したのは、竹を芯柱として数十本の縄で枝をつる「リンゴつり」と呼ぶ技法。金沢市では毎年、11月1日から始まる兼六園を皮切りに、市内各地で冬支度として雪つり作業が見られるようになる。地域の造園業者にとって、最も忙しい時期になるという。
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