2018年11月13日火曜日

【国交省、有識者懇で方策検討】インフラツーリズム、20年度に集客100万人へ

 国土交通省は、観光施策として注力する「インフラツーリズム」のさらなる拡大を図る。20年度までにダムや橋、港といったインフラや工事現場見学などの年間集客数を17年度の約50万人から約100万人に引き上げる。

 地域にある他の観光施設との連携も模索。来年3月までに目標達成の方策で方向性を詰める。

 国交省は9日、旅行会社など外部有識者で組織する「インフラツーリズム有識者懇談会」を立ち上げた。来年3月まで集客数の増加策を話し合う。同日に東京都内で開いた初会合で同省の栗田卓也総合政策局長は、「地域や民間事業者と連携し、インフラを観光資源として磨き上げる必要がある」と述べた。

 インフラツーリズムは、政府が13年に策定した「観光立国実現に向けたアクション・プログラム」で掲げた観光施策の一環。国交省によると、民間主催のツアー件数は16年度32件、17年度80件と着実に増えている。

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