2019年7月23日火曜日

【回転窓】見果てぬ宇宙への夢

一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である-。1969年7月20日、米国人宇宙飛行士のニール・アームストロング氏が人類で初めて月面に足跡を残した▼アポロ11号による月面到達から半世紀。米国が宇宙探査の新計画を検討している。目的地は火星。月周回軌道に建設した宇宙ステーションを足掛かりに長期滞在が可能な基地を月面に造り、そこから火星を目指すという▼地球から月までの距離は約38万km。アームストロング船長らを乗せた宇宙船は月に到着するまで約102時間かかった。最も接近した時でも約5500万kmも離れている火星まで足を伸ばすとなると、一体どれほどの時間がかかるのだろう▼米航空宇宙局(NASA)が検討するアルテミス計画は早ければ来年には最初のロケットが打ち上げられる。2024年にはアポロ以来となる人類の月面到達。月面に降り立つ宇宙飛行士は2人で、うち1人は女性の起用を計画している▼日本が計画に関われるのかどうかは定かでないが、もし建設会社が宇宙ステーションや月面基地の建設に携われるとしたら…。夢は大きく広がる。

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