映像美術制作のヌーヴェルヴァーグ(東京都世田谷区、赤石賢社長)は、栃木県足利市の足利競馬場跡地に、渋谷スクランブル交差点の大規模オープンセットを建設する。設計・施工は同社が担当。7~8月に工事を行い、9月からの使用を目指す。
建設地は五十部町。使用する面積は1万5000平方メートルで同競馬場跡地の一部。所有者の市から使用許可を得て設置する。国内だけでなく海外のプロダクションからも、「渋谷の街を再現できる場所が欲しい」という声が多いため、同社は設置場所を検討していた。
セットはスクランブル交差点を中心に、ハチ公広場、渋谷センター街入り口のアーケードや店舗などを設ける予定。既に映画、テレビドラマ各1本の撮影が決まっているという。同社は2014年制作の映画「バンクーバーの朝日」で足利市内にオープンセットを設置した実績がある。
足利市は「映像のまち構想」を推進しており、映画、テレビドラマのロケーション場所や映像関連産業の誘致を進めている。今回のオープンセット計画も市が複数の候補地を示し誘致活動を進めていた。
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