◇自分の感性を大切に◇
建設資材専門商社に入社して最初に感じたのは想像と現実のギャップだった。「住宅関係のおしゃれな物を扱うイメージがあった」。実際には壁の下地材や石こうボードなど表に出てこない製品も多い。見えないところで多くの資材が暮らしを支えていると知り、仕事へのモチベーションになった。
現在は、建物内の意匠設計やコーディネートを3Dで検討できるVR(仮想現実)作成サービス「CUBE ALOOK(キューブアルク)」の運営チームに所属。3Dパースの作成などを手掛ける。顧客の要請を踏まえて社内で内装を検討し、成果をパースに落とし込んでいく。
作業スピードがなかなか追いつかないと悩むこともあったが、完成した建物を見た時に「楽しい!」と強く感じた。「『こういう家に住みたい』という自分の感覚や自由な発想が生かせるところも面白い」と笑顔で話す。
大学では法学部に在籍。建築は専門外だったこともあり、専門知識の必要性を感じている。インテリアコーディネーターの資格取得が今の目標。「専門知識を持って、より深いところに携わっていけたら」と先を見据える。自らプロデュースした部屋を使ってもらう-。それが大きな夢だ。
プライベートは旅行とライブ鑑賞が何よりも楽しみで、「ハワイ旅行が良かった」そうだ。
(しまざき・あや)
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