2019年7月9日火曜日

【総事業費180億円、商業施設やオフィスビルも】西武ライオンズ、埼玉県所沢市に新屋内練習場や選手寮整備

 西武ライオンズ(埼玉県所沢市、居郷肇社長)がメットライフドーム(所沢市)隣接地に建設していた新施設群が完成した。

 新室内練習場と選手寮は9日に供用を開始する。商業施設「ライオンズチームストアフラッグス」は15日、球団事務所となる「オフィス棟」は24日にオープンする。設計・施工は鹿島・西武建設JVが担当した。総事業費は約180億円。

 1階部分でつながる新室内練習場(ライオンズトレーニングセンター)と選手寮(若獅子寮)は延べ8765平方メートルの規模。12球団最大級の広さとなる室内練習場には、メットライフドームと同じ人工芝を採用しており、試合と同じ環境で練習できる。

 選手寮は4階建て。1階にトレーニングルーム、2階は選手ロッカールームなどを配置。3階は食堂、4階は選手居住エリアとなっている。隣接する現在の室内練習場と選手寮は8月に解体を始め、跡地にサブグラウンドやブルペンを新設する。

 オフィス棟は3階建て延べ2053平方メートル、ライオンズチームストアフラッグスは2階建て延べ837平方メートルの規模となる。

 8日に報道機関向けの内覧会を開いた。西武ライオンズの松井稼頭央2軍監督は「選手たちが野球に打ち込める最高の施設が整った。ここで経験を積み、1軍で活躍できる選手を一人でも多く輩出できるよう、選手育成に一層力を入れていきたい」と意気込んだ。

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