2019年7月29日月曜日

【プロジェクト実現へ基本計画策定】サッカースタジアム基本計画策定支援業務(広島市中区)、PwCJVに

広島市は、「中央公園サッカースタジアム(仮称)基本計画策定支援業務」の委託先を選定する公募型プロポーザルで、PwC・昭和設計・福山コンサルタントJVを最優秀提案者に選定、4980万円で契約した。次点は山下PMC。履行期間は2020年3月19日まで。業務費用は4980万円以内としている。

 今年5月に公表した「サッカースタジアム建設の基本方針」を踏まえ、施設の具体的な整備内容や管理・運営方法などについて調査・検討を行い、基本計画案を策定する。対象地は広島市中区の広島市中央公園広場。スタジアム本体は、日本サッカー協会の定める「スタジアム標準」と日本プロサッカーリーグの定める「スタジアム検査要項」に準ずる使用とする。

 業務内容は▽中央公園広場周辺エリアの条件整理(整備の基本方針・事業コンセプト、ゾーニング、紙屋町エリアの回遊性向上など。管理・運営の基本方針・スタジアムと広場の一体的計画、整備、運用の可能性についてなど)▽中央公園広場内のスタジアム配置検討(メリット、デメリットの整理、配置の絞り込み。配置計画図作成)▽多機能型スタジアム施設の検討(スタジアムコンセプト・サッカー以外の利用に関する考え方整理、デザイン理念。客席規模。施設計画検討・導入機能、機能配置、動線計画、設備計画など。供給処理計画検討・再生可能エネルギーの導入などの検討。県内外からの年間を通じた集客を目的とした多機能化の検討・ウェブアンケート、サウンディング〈対話〉型市場調査など)。

 中央公園広場の年間を通じたにぎわいづくりの検討では、スタジアムを除く部分について複合開発の在り方などを検討する。▽にぎわいづくりのための再整備方針(ゾーニング、スタジアム周辺の在り方整理)▽中央公園広場周辺と連携した周遊ルートの形成につながるにぎわい施設の設置範囲と配置の検討▽にぎわい施設の整備方針▽整備手法の検討(Park-PFI、設置管理許可制度など)。

 このほか、広場内の既存機能の確保、周辺環境への配慮、概算事業費(事業・運営スキーム検討のための試算)、事業・運営スキームなどを検討し、中央公園サッカースタジアム(仮称)基本計画素案を作成、市民意見の募集を行い計画案を作成する。

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