2019年7月31日水曜日

【大型ビジョンや高密度無線LANなど整備】有明アリーナ(江東区)運営事業、電通ら設立SPCと実施契約締結

12月の竣工を目指し工事が進む有明アリーナ
東京都は30日、2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場となる「有明アリーナ」(江東区)の運営事業について、電通ら7社が設立した特別目的会社(SPC)の「東京有明アリーナ」とコンセッション(公共施設等運営権)方式に基づく実施契約を締結したと発表した。

 SPCの出資者は▽電通▽NTTドコモ▽日本管財▽アミューズ▽Live Nation Japan▽電通ライブ▽アシックスジャパン。協力企業として▽NTTファシリティーズ▽クロススポーツマーケティング▽三菱総合研究所-も参画する。

 運営開始は五輪大会後の21年6月を予定している。契約期間は46年3月31日まで。運営権対価は93億8682万7396円(税込み)。SPCの業績に連動して都に支払う金額は、税引き前当期純利益の50%に設定した。

 有明アリーナの規模はRC一部SRC・S造5階建て延べ4万7200平方メートル。12月の竣工を見込む。電通らの提案によると、スポーツ大会やコンサートなど幅広いイベントを企画。大型映像ビジョンの設置や高密度無線LANなどへの継続投資で、アジアを代表する最先端スマートアリーナとする。

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