神奈川建設重機協同組合(内田靖夫理事長)は24~26日の3日間、県立向の岡工業高等学校(川崎市多摩区)から2年生7人のインターンシップ(就業体験)を受け入れた。
生徒を迎えたのは▽大京建機(川崎市川崎区)▽多摩川機工(川崎市宮前区)▽市原クレーンサービス(横浜市港北区)▽理想環境エンジニアリング(横浜市青葉区)-の4社。大京建機は女子生徒2人を迎え、現役の女性オペレーターが「女性の立場からみた建設作業員」をテーマに授業を行った=写真。クレーンの操作体験や作業現場の見学などを通じ、クレーンオペレーターの仕事を学んでもらった。
参加した生徒は「父が重機オペレーターとして働いており、小さいころから憧れていた。実際に操作をさせていただき、ますますオペレーターになるという目標が明確になった」(土田若菜さん)、「高校の出前授業でクレーン車に興味を持ち、インターンシップに応募した。女性から経験談を伺い、女性に優しい職場と実感できた」(吉田綾乃さん)などと話した。
同協組は出前授業やインターンシップを足掛かりに高校などと関係を深めている。県内にある工業高校から卒業生を迎えるなど新卒採用で成果を上げている。担い手を確保・育成する成功事例として注目されている。
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