2019年7月30日火曜日

【ナビアプリの開発を後押し】国交省、成田空港内の電子地図を公開

 国土交通省が成田国際空港(千葉県成田市)の屋内電子地図を公開した。無料でダウンロードでき、屋内ナビゲーションなどアプリケーションの開発に役立ててもらう。

 屋内外の位置情報を活用したさまざまな民間サービスの創出を後押しする。2020年東京五輪・パラリンピックを見据えインバウンド(訪日外国人旅行者)や高齢者、障害者など誰もが円滑に移動できる環境をつくる。

 国交省が取り組んでいる「高精度測位社会プロジェクト」の一環。成田国際空港の屋内電子地図を産学官の地理空間情報を扱うプラットフォーム・G空間情報センターで閲覧可能にした。

 公開した地図は国土地理院の標準仕様に基づき作成。駅改札口から出国手続き前までのターミナル各フロアの通路や階段、トイレなどのデータが利用できる。通路の段差や勾配などを含む屋内ネットワークデータも公開。段差を回避したバリアフリールートの検索といったサービスも開発可能だ。

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