2019年7月31日水曜日

【最大収容5000人、延べ1・3万㎡】青森市、新アリーナ整備にDBOとPark-PFI採用へ

青森市がアリーナプロジェクト有識者会議の会合を開き、旧国鉄青森操車場跡地(浦町橋本)に計画しているアリーナの整備手法を提示した。本体をDBO(設計・建設・運営)、緑地と広場、民間収益施設にPark-PFI(公募設置管理制度)は想定し、民間事業者で構成するグループが一体的に実施する考えを示した。今後、施設の規模や機能を示した要求水準書案をまとめ、秋に開催予定の次回会合で提示する。

 特定公園施設部分が小さくなることで国庫交付金の採択条件を達成しやすくなり、公募対象公園施設も小さいため、民間事業者の収益リスクが小さい。DBOも都市再生整備計画事業を充当できる部分があり、最もバランスが良いと判断した。

 民間事業者は設計・工事監理、建設、造園、スポーツ施設運営、施設管理、飲食・物販の各企業で構成したグループを想定。新アリーナの整備にDBO、広場や外構など特定公園施設と飲食や物販など民間収益施設の整備にPark-PFIを導入。収益施設は民間資金を活用する。

 アリーナは跡地中心部の市有地(約5・2ヘクタール)に建設し規模は約1万3800平方メートルを想定。メインアリーナは最大5000人を収容し、サブアリーナや多目的ルームを備える。約300台分の駐車場を確保する。

 今秋に要求水準書案を公表し同後半に事業者公募を開始。2020年度前半に提案を受け、同年度内に事業者を決定。22年度に着工し、24年度の開館を目指す。

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