2019年7月2日火曜日

【回転窓】日本の技術を再び世界に

6月30日にオーストリアで開催された自動車のF1シリーズ第9戦。ホンダがエンジンを含むパワーユニット(PU)を供給するチームが優勝を飾った▼1983~92年に69勝をマークし、エンジンサプライヤーとして黄金期を築いたホンダ。同社にとっては2006年以来、13年ぶりの勝利だそう▼レース中の追い越しが審議対象になり、優勝が正式に決まったのはレースが終わってから4時間余りが経過してから。その間、関係者の方々は落ち着かない時を過ごしたであろう▼F1のPUはエンジンやターボチャージャー、熱などのエネルギー回生システム、バッテリーなどで構成。さまざまな機器を組み合わせ、それを最適に制御して1000馬力ものパワーを生み出す。開発には世界最高峰の技術力やエンジニアリング力が必要なのは言うまでもない▼オールドファンの脳裏には連戦連勝を飾っていたホンダエンジンの圧倒的な強さが今も焼き付いている。自動車だけではない。家電や産業機械などさまざまな分野で日本企業の技術力は他を圧倒していた。技術で世界をリードする。建設業界にもぜひ目指してほしい目標だ。

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