2019年7月4日木曜日

【施工予定者が設計を支援】ジブリパーク整備(愛知県長久手市)にECI方式採用

「もののけの里エリア」のイメージ(ⓒスタジオジブリ)
 愛知県は長久手市茨ケ廻間の愛・地球博記念公園内に計画するジブリパークの整備に、実施設計段階から施工予定者が協力するECI方式を採用する。施工予定者を選定する「愛・地球博公園設計技術協力業務」の公募型プロポーザル手続きを開始した。参加申請を31日まで受け付ける。提案書の提出期限は9月2日。9月上旬にヒアリングを実施し、同中旬に契約候補者を決める。8月7日に現地見学会を開く。

 参加できるのは建設・造園などを担当する企業で構成するグループ。建設企業は建築工事業の経営事項評価点数1200点以上で、県内に営業所があり、1級建築士事務所登録されている者。造園企業は、造園工事業で登録され、県内に営業所がある者。

 日本設計で進めている実施設計に対し技術的な協力を行う。設計完了後、別途契約により施工者として工事を担当する。技術協力の内容は設計確認、施工計画作成、技術情報の提供、全体工事費の算出、資料作成、設計調整など。履行期限は2020年3月19日。予定価格は913万円(税込み)。

 本年度内に先行工事としてプール撤去に着手。20年4月から「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアで工事に入る。22年秋の開業を目指す。残る「魔女の谷」「もののけの里」の2エリアは第2期として23年ごろの開業を予定している。管理運営は中日新聞社とスタジオジブリによる新会社が担当する。

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