長野県青木村は「五島慶太未来創造館(仮称)整備基本計画」をまとめた。建設工事を指名競争入札で発注し、9月に落札者を決める予定。村議会での契約議案承認後、10月の着工を計画する。
2020年3月の竣工、同4月の開館を目指す。基本計画策定関連業務と基本・実施設計はKRC(長野市)が担当した。
整備予定地は田沢で、村の中心部に位置する。青木村図書館と青木村歴史民俗資料館をつなぐ渡り廊下の南側敷地に建設する。
施設は木造平屋約250平方メートルの規模。東京急行電鉄の創業者として知られる五島慶太(1882~1959年)は青木村の出身。村内の殿戸地区に生家が残っていたが、昨年8月に落雷の被害を受け解体された。解体を機に、青木村は東急グループ、五島育英会などの支援を受け、功績を顕彰する施設の整備を決めた。
基本計画では建物の東側は生家をモチーフにしたデザインとした。生家と同じ規格の柱を同一の間隔で入れる。西側部分はシルバーカラーの東急電鉄の車両をモチーフに現代的なイメージを取り入れた。展示室はできるだけ広い空間を確保し、多様なレイアウトに対応できるようにする。
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