2018年8月8日水曜日

【131社中101社がゼロ】上場企業女性役員比率、建設業は最低の2%

上場企業の6割で女性役員がゼロ-。東京商工リサーチがまとめた上場企業2375社の役員総数は2万7526人(18年3月期決算時点、有価証券報告書ベース)で、うち女性役員は1049人にとどまることが分かった。

 前年より116人増加したものの、役員全体のわずか3・8%(前年3・3%)。業種別の女性役員比率では建設業が2・0%(1・6%)で最低だった。

 業種別の女性役員比率で最も高いのは、サービス業の6・0%(前年5・2%)。役員総数1991人(前年1988人)のうち、女性役員は121人(105人)だった。小売業5・9%(5・2%)、金融・保険業5・6%(5・1%)、電気・ガス業5・1%(5・0%)、不動産業4・5%(4・2%)と続く。

 建設業は役員総数1697人(前年1687人)のうち、女性役員35人(28人)。女性役員ゼロの企業を業種別にみると、建設業は131社中101社と8割近くを占め、全業種で最も高い結果となった。

 女性役員比率が最も高いのは、北海道で老人介護ホームを運営する光ハイツ・ヴェラス。同社の役員7人のうち半数を超える4人が女性だ。事業内容に加え、代表者が女性であり、女性の役員登用への抵抗が少ないとみている。

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