2018年11月6日火曜日

【下関港に新名所、開業は22年秋】下関港WF開発、ホテル事業者の選定続き開始

あるかポート地区全体の開発イメージ
山口県下関市は5日、「下関港ウォーターフロント開発あるかポート1番36、37、38事業」の開発事業者を選定する公募型プロポーザルを公示した。同地区でホテル事業を行う事業者を選定する。

 20~26日に参加表明を受け付け、19年1月21日~2月1日に企画提案を求める。同2月下旬にヒアリングを行い、同3月下旬に優先交渉権者を選定する。事業スケジュールは、19年秋ごろ事業契約を締結、20年秋ごろの普通借地契約締結(施設建設工事着手)、22年秋ごろの施設運営開始を目指す。

 参加資格は、ホテル事業を展開するのに十分な資力、信用、技術能力を有する単独企業またはグループ。主な事業をホテル事業として、敷地面積1ヘクタール当たり100室以上、1室当たりの客室面積20平方メートル以上のサービスを提供することが必須。開発コンセプトとして、単なるビジネスホテルではなく、市民利用にも配慮した魅力ある事業計画を求める。

 市は、市民が未来に希望を感じることのできる下関を実現するため、「希望の街へ改革への挑戦」を基本姿勢とし、▽活力▽にぎわい▽優しさ▽安心-の四つの視点から各種施策に取り組む。

 特に、魅力あふれるハイクオリティーなウオーターフロント開発は、その中核と捉え、世界有数の景観を誇る関門海峡のロケーションを生かした上質な空間の形成や、都市型ホテルなどの施設誘致を目指している。民間活力の導入を前提に中心市街地と一体となった段階的な整備を進めていくこととしている。

 あるかポートは、海陸交通の玄関口として発展してきた唐戸地区とJR下関駅の間の、市の観光を先導するウオーターフロントエリアに位置。全体をA~Eの五つのエリアに区分し、Aエリアは複合体験アミューズメント、Bエリアはシティーホテル、CとEエリアは回遊性確保、Dエリアはコテージ型宿泊施設を開発コンセプトとしている。

 今回募集するのは、Bエリアに誘致する宿泊機能を主とした施設。賃貸可能面積は約1・8ヘクタール。今月中旬に現地説明会を開催する予定で、14日まで参加申し込みを受け付けている。

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