2018年11月8日木曜日

【2022年度の開園めざす】ジブリパーク構想(愛知県長久手市)、基本設計はスタジオジブリ・日本設計に

「ジブリパーク」の施設配置イメージ(愛知県発表資料より)
愛知県は6日、長久手市の愛・地球博記念公園に計画している「ジブリパーク構想」で、スタジオジブリ・日本設計の企業グループと基本設計業務契約を結んだと発表した。契約方式は随意契約で、契約額2億8443万9600円(税込み)。スタジオジブリがデザイン監修し、日本設計が基本設計を行う。契約を10月15日に交わした。

 同構想は17年5月、大村秀章知事と鈴木寿敏夫スタジオジブリプロデューサーが基本合意し、具体化した。今年3月には役割分担などを定めた確認書を交わし、4月に基本デザインとイメージ図を公表していた。
「もののけの里エリア」のイメージ(ⓒスタジオジブリ)
基本デザインによると、全体は5エリアで構成。映画「耳をすませば」の世界観や19世紀末の空想科学的要素を盛り込んだ「青春の丘エリア」(約7500平方メートル)、温水プール跡地を利用し、シアターや子供の遊び場、巡回展などの展示物を収納する倉庫を設ける「ジブリの大倉庫エリア」(約4200平方メートル)、映画「もののけ姫」に登場する「タタラ場」などの建物を再現する「もののけの里エリア」(約5400平方メートル)、映画「ハウルの動く城」「魔女の宅急便」に登場する原寸大建物や遊戯施設を整備、ミニ遊園地的なエリアとする「魔女の谷エリア」(約2万7000平方メートル)、「となりのトトロ」に登場する「サツキとメイの家」周辺の「どんどこ森エリア」(約2万平方メートル)が計画されている。
「青春の丘エリア」のイメージ(ⓒスタジオジブリ)
基本設計は、県がパシフィックコンサルタンツに委託している運営手法などの検討と合わせ、本年度中にまとまる。これにより、22年度内の開園を目指す同構想が、本格的に動きだす。

0 コメント :

コメントを投稿