三浦研究室が作成したパース (提供:江戸城天守を再建する会) |
復元図は会の特別顧問を務める三浦正幸広島大大学院教授が作成。初めて詳細な軸組みや意匠を解明した。土瓦より軽い銅瓦に黒い防食剤を塗った屋根瓦や耐久性を高めるために白しっくいの代わりに銅板張りを多用した外壁といった当時の最新工法を駆使。推定300キロの金を使ったしゃちほこが将軍家の威容を誇ったという。
国産ヒノキと伝統構法で再建すれば耐震・耐久性に優れた建築が可能といい、三浦教授は「当時は日本の木造建築技術が最高レベルに到達した時代だった」と話している。
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