2016年11月9日水曜日

【私の仕事】清水建設東北支店土木部・田中佑樹さん

 ◇信頼される技術者になる◇

 私は小さい頃から模型などのものづくりが好きで、いつしか、ものづくりに携わる仕事に就きたいと考えるようになりました。また、学生の頃、新潟県中越地震、中越沖地震の二度の地震を経験し、そのとき、テレビから流れる建設に携わる人たちの懸命な復旧作業の様子を見て、私もこの人たちのように人々の役に立つ仕事に携わりたいと思うようになり、建設業界を志望しました。

 現在は福島県内の国道115号塩手山トンネル作業所に15年5月より配属となり、トンネル工事に携わっています。トンネルには大きく分けて掘削と覆工があり、私は掘削を担当しています。

 日々QCDSE(品質・原価・工程・安全・環境)の管理、その中でも測量から掘削の出来形を確認する品質管理、作業状況を確認し、問題があれば指摘、是正させる安全管理を主な業務としています。

 配属当初は、現場で飛び交う専門用語を理解できず、職人さんとのコミュニケーションがうまくとれませんでしたが、日々会話を重ねていくことで少しずつ理解を深め、現場のみんなとの意思疎通ができるようになりました。

 現場が指示通り動き、構造物が出来ていくさまを見たとき、達成感と感動を覚えると同時に、一つの誤った指示が大きなミスにつながるという責任の重さにやりがいを感じ日々仕事に取り組んでいます。

 将来の目標は、シミズと協力会社ともに信頼される技術者になることです。みんなから信頼されなければ現場を動かせる技術者になれないと思うからです。そのために日々職務を全うするとともに、自身の技術向上に努めたいと思います。

 (新潟県出身、たなか・ゆうき)

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