2016年11月22日火曜日

【おめでとうございます】清水建設設計本部、世界的建築イラスト・コンペで2年連続最優秀賞

清水建設設計本部プレゼンテーションセンターの渡邉美土里さんと里悦子さんが、世界的な建築イラストレーション・コンペティション「Architecture in Perspective(AIP)」(主催・ASAI)で昨年の第30回、今年の第31回の最優秀賞をそれぞれ受賞した。2人は普段、建築設計用のプレゼンテーション資料としてパースの作成などを行っている。受賞は、仕事に対するモチベーション向上につながっているという。

 昨年の渡邉さんの受賞作「Study-02」は、自身が水族館を訪れた際、夢中で水槽に見入った実体験を基に作り上げた。「いかに水面の魅力を伝えるか」に力を入れたという。正面を捉えたシンプルな構図も高評価の要素となった。

 今年の里さんの受賞作「Tokyo Alley」は、銀座の路地裏をモチーフにしたイラストレーション。「アングルにこだわった」というように、日常生活では見過ごしてしまうような風景を切り取り、魅力的に表現した。

 2人とも仕事の合間を縫っての作品づくり。渡邉さんは「普段の仕事は設計コンペの裏方のような役割で、直接評価されることは少ない。(受賞は)表現者として自信につながる」、里さんは「(受賞作は)作っては直す作業を繰り返して完成した。仕事での作品づくりにも生かせると思う」と手応えを話す。

 AIPは、建築に関するイラストレーションを種類を問わず幅広く審査対象とするコンペで、日本からも大手ゼネコンや設計事務所、ハウスメーカーらが参加している。毎年500点近くの応募があるが、2年続けて日本人が最優秀賞を受賞したのは初めて。来年以降については2人は口をそろえて「応募を続けたい」と意気込んでいる。

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