2016年11月17日木曜日

【トップ育成へさらに前進】ナショナルトレセン拡充棟建設(東京都北区)、近くWTO入札公告

 文部科学省は、東京都北区に整備する「ナショナルトレーニングセンター(NTC)拡充棟(仮称)」の建築と設備工事(電気、空調、衛生)の施工者を決める一般競争入札(WTO対象)4件を近く公告する。

 2020年東京五輪・パラリンピック出場を目指すトップ選手の一体的な強化拠点構築を目的に、延べ2・9万平方メートルの新施設を増設する。概算工事費は約220億円。19年度初めの完成を目指す。

 拡充棟の建設地は既設のNTCに近接する都立産業技術研究センター別館跡地(西が丘3の1442の21ほか、敷地面積1万3844平方メートル)。

 施設規模はS造地下1階地上6階建て延べ約2万9400平方メートル、高さは30・5メートルとなる。バスケットボールやバレーボール、バドミントン、テコンドーなどの競技に対応可能な共用体育館(88×44メートル)を設ける。水泳(50メートル×10レーン)、卓球(24~28面)、射撃(50メートル×5射座、10メートル×25射座)、フェンシング(30ピスト)、アーチェリー(12標的)のトレーニング施設も設置。宿泊施設(ツイン30室、コネクティング12室、シングル37室、和室4室)や食堂(88席)も備える。

 拡充棟の設計業務は松田平田設計・教育施設研究所JVが担当した。文科省の16年度発注見通しによると、建築と各設備工事の入札公告は第3四半期、入札・契約締結は第4四半期に行う。工期は建築が約27カ月、設備3件は約26カ月となっている。

 既設のNTCは屋内トレーニング場(延べ2万9000平方メートル)、屋内テニスコート(敷地面積3400平方メートル)、陸上トレーニング場(同2万2000平方メートル)、宿泊施設(延べ1万8000平方メートル)などで構成している。

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