台湾の大手デベロッパー・中華工程が2013年8月から台北市内に建設を進めている超高級分譲マンション「陶朱隠園」(タオヂュインユェン)が16日、上棟を迎えた。
施工は熊谷組の台湾現地法人・華熊営造が担当。二重らせんがそびえ立つ特徴的なフォルムが話題を呼び、海外からも多くの注目を集めている。
S造地下4階地上21階(高さ93・2メートル)建て延べ約4万3000平方メートルの規模で、住宅階は地上2~21階、1フロア2戸の計40戸となる。住戸面積は約200坪。地下の駐車場から多目的エレベーターを使い、乗用車を玄関前に横着けすることもできる。
「世界で唯一、呼吸できる芸術品のような住宅」を追求し、バルコニーに庭園を重層的に配置。2万3000本を超える植栽計画により、年間約130トンの二酸化炭素(CO2)を吸収する。基本設計はフランスの建築家ヴィンセント・カレボー氏が手掛けた。
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