戸田建設は東京・京橋で建設中の本社を含む複合ビル「TODAビル」で、完成後にアート事業「ART POWER KYOBASHI」を展開する。新進アーティストらが集い、創作・交流から発表・発信、評価・販売まで展開するプログラムを用意。アートによるまちのエコシステムを構築し、アーティストの成長や京橋地区で芸術文化拠点の形成につなげる。
建物は地下3階地上28階建て塔屋1階延べ9万4813平方メートルの規模。地上1~6階を芸術文化エリアに位置付け、ミュージアムやギャラリーコンプレックス、ホールなどが入る。同社の設計・施工で2024年11月のオープン予定だ。
アート事業では新進アーティスト支援プログラムや、スクールの運営、エントランスロビーや広場など共用空間へのパブリックアートの展示などを行う。作品をオフィステナントに販売・レンタルするコーディネートプログラムも用意する。
8日に東京都内で開いた発表会で、植草弘専務執行役員は「長きにわたって新しい価値や感動を与え続けられるビルにしたい」と表明。アドバイザーとして参画するクリエーティブ・ディレクターの小池一子氏は「優れたアーティストが伸び伸び表現できるように、楽しめる場としてのプログラムを作る」と話した。
初弾のパブリックアート展示のコンセプトは「螺旋(らせん)の可能性-無限のチャンスへ」。キュレーターは国内外で活躍する飯田志保子氏が務める。
0 comments :
コメントを投稿