2018年8月1日水曜日

【ヒューマンタッチ総研が実態調査】建設技術者の転職、若手は「給与」と「休日」重視

若手建設技術者が転職時、特に重視する条件は「給与」と「休日」-。

 人材紹介事業を行うヒューマンタッチ(東京都新宿区、高本和幸社長)が運営するヒューマンタッチ総研が実施したアンケートで、転職を希望する技術者の求める条件が明らかになった。

 全年齢層の中で20代が最も給与と休日を重視。30代と40代は会社の雰囲気や人間関係、50代と60代は勤務地などと、年齢層ごとに重視する点が異なることも分かった。

 調査は同社に登録し転職を希望している建設技術者を対象とし、5~6月に実施。インターネットによるアンケートで275人から回答を得た。

 転職先を決める際に重視する条件(複数回答可)として、▽給与が高い▽残業が少ない▽休日が多い-など12項目について、「非常に重視している」「あまり重視していない」など重視する度合いを聞いた。

 非常に重視している条件を年齢別にみると、20代は「給与が高い」と「休日が多い」に回答が集中。30代は「会社の雰囲気・人間関係が良い」に続き、「勤務地が自分の希望に合っている」「建設技術者としてのスキルを向上させることができる」を選ぶ人が目立った。

 40代は30代と同じく、会社の雰囲気や人間関係が良いこと、勤務地が自分の希望に合っているかどうかに加え、会社の経営が安定していることを重視する人が多かった。

 年齢層問わず全体の傾向として、転職時に非常に重視している条件で最も多いのは「勤務地が希望に合っている」。働き方改革に関連する「休日が多い」「残業が少ない」を非常に重視する条件に挙げる人は少なかった。

1 件のコメント :

  1. 働き方改革に関連するのは休日と残業だけじゃないってことに気付かないと離職が止まりません。

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