2017年10月31日火曜日

【皇居周回コース舞台に78チーム参加】SKOTT駅伝大会、清水建設が悲願の初優勝

 ゼネコン大手5社(清水建設、鹿島、大林組、大成建設、竹中工務店)の有志が秋の皇居を駆け抜ける第39回「SKOTT駅伝大会」(SKOTTは各社の頭文字)が28日、皇居周回コース(1周5キロを3周)で開かれ、清水建設の「エルニーニョSHIMIZU」が51分32秒のタイムで優勝した。

 同社のチームの優勝は初めて。2、3位はいずれも鹿島の「トルネードB」「トルネード鹿島」で、同社チームの10連覇はならなかった。

 大会には各社から計78チームが参加(1チーム3人編成)。桜田門時計台前をスタート・ゴールとする周回コースを1人1周し、計3周15キロのタイムを競った。

 開会式では、幹事を務めた大成建設の瀧上嘉詞郎大会委員長が「けがなく、第三者に気を付けて、安全・快適に走る大会にしてほしい」とあいさつ。続いて午前9時10分に第1走者が一斉にスタートした。

 第1走者は、エルニーニョSHIMIZUの平井幹選手(26)が2位以下に40秒以上の差を付ける圧倒的な走りで次走者にたすきをつないだが、第2走者で連覇を狙うトルネードBが逆転する白熱の展開。互いに譲らぬデッドヒートが続いたが、残り約100メートルの桜田門手前でエルニーニョSHIMIZUが再逆転し、3秒差で初優勝を飾った。

 清水建設チームの代表を務める「清水走ろう会」の塚田和彦会長は「新入社員の時からこの大会に携わって、自分が会長の時に念願がかなってうれしい。幹事会社になる再来年まで勝ち続けたい」と喜びを語った。

 第1走者の平井選手は「序盤から抜け出せて、自分のペースを守ることを心掛けた」、第2走者の柄本大輔選手(23)は「春から優勝を狙っていた。背中が見える位置でたすきをつなげてよかった」、第3走者の松永健太選手は「もつれたら勝てると思っていた。狙い通りの走りができた」と話し、「さらに練習して来年も勝ちたい」と口をそろえた。

 恒例の特別賞は、開催日28賞が「チームわ~いクロヤマ」(清水建設)、オールレディース賞が「レモネード鹿島L」(鹿島)、なが~いチーム名賞が「Team H・A・A(チーム ハーさん)」(大林組)、英語知らないで賞が「英知・王・志」(大成建設)、第39回大会賞が「見積もりもりAチーム」(竹中工務店)に贈られた。

優勝したエルニーニョSHIMIZUの選手と関係者のみなさん

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