2017年10月26日木曜日

【東京モーターショー、28日から一般公開】国交省、ETC2・0のPRに注力

 自動車の祭典、第45回東京モーターショー2017(主催・日本自動車工業会)の28日からの一般公開を前に、25日、会場が報道陣に公開された。

 2年に一度開かれるこのイベント。国内外の自動車や、その関連メーカーの最新モデルや技術が紹介される。
 
 報道公開では各自動車メーカーのコンセプトカーが披露された。AI(人工知能)やより高い環境性能を盛り込んだ次世代の自動車がVR(バーチャル・リアルティ)などを使って紹介されている。より便利で、より安全な自動車社会が到来しそうだ。

 国土交通省も、道路を賢く使うための基本インフラとなる新バージョンのノンストップ料金収受システム「ETC2・0」の普及PRに力を入れる。搭載車には渋滞道路の迂回誘導や、災害時・道路異常情報の提供、車両の運行管理などが可能。給油のためにいったん高速道路を途中下車しても通行料金が高くならない仕組みももっている。

 高速道路の途中下車に関しては現在、全国3カ所のETC専用IC(インターチェンジ)で社会実験中。同省道路局交通管理課ITS推進室によれば、本年度中に実験ICを20カ所近くに増やすことも検討している。現時点では、「1時間以内で戻らなければならず、短い」という意見が多い以外は利用者に概ね好評という。

 東京モーターショー出展ブースでも、社会実験での効果をPRしながら、ETC2・0の普及を狙う。ETC2・0が普及すると、メリットを享受する高速道路会社として、首都高速道路会社が今回初出展した。自動車に関心の高い来場者が集まる東京モーターショーでのPRに一層力が入っている。

東京モーターショー2017の一般公開は28日~11月5日。

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