伊良部島(沖縄県宮古島市)に建設している 新ホテルの完成イメージ |
翠は15年に開業した「翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル 京都」のコンセプトを昇華させたブランド。初弾施設の名称は「イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル沖縄宮古」。マリオット・インターナショナルの最高級ブランド「ラグジュアリーコレクション」を誘致し、二つのブランドを冠したホテルとする。
建設地は伊良部伊良部長底原818の5ほか(敷地面積9027平方メートル)。伊良部島南部の観光地「渡口の浜」に近接する。ホテルの規模はRC造地下1階地上4階建て延べ約5500平方メートルで、客室は約60室。全室オーシャンビューで、一部客室にはプライベートプールを設けるほか、共用部にはレストラン、ビーチクラブ、フィットネス施設などを備える。
設計は坂倉建築研究所、施工は建築と昇降機工事を前田建設、空調と衛生設備工事を竹村コーポレーション、電気設備工事をきんでんが担当している。27日に東京都内で記者発表した伊達社長(写真㊨)は「新ブランドを日本各地の魅力を引き出しつつ、世界中の方々に愛されるホテルとして展開する」と意気込みを語った。
初弾のホテルの施設計画については「地域らしさや土地が持つ良さをいかに引き出すかが建物を設計する上で重要。建物の外観が景観になじむべきだと思っているが、一方で使う人にとっての心地よい空間をどのように表現するか徹底的に考えている」と述べ、建設地の土地の特性を踏まえ「ランドスケープあるいはレイアウトを非常に重視している」と説明した。
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